ピンクの星と緑の太陽

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「エリカ様!お許しを!」





「もう終わりなの?つまんな~い。」





あっという間に猛者達を倒してしまいつまらなさそうにする小さな可愛らしい姫。いわゆる守って上げなければと思わせる儚さをまとっているから怖い。



「ソーダ。誰かにお使いをたのもー。」




いっせいに血の気がひく猛者。



くるーりとかわいらしい顔が振り返る。



「アズリン!」




「はい。隊長。」





忠臣かつ豪傑な男が膝まづき。





「お姉様探してきて。」






「はっ!」






手の甲にキスをして小さな姫を肩に担ぐ。




「お腹すいたから先にお父様のとこに遊びに行こうね♪