ピンクの星と緑の太陽

「まだ何をするかわからない…。大した人間だな。」





魔物は驚く内容を言う。
魔物は毒を持っているが人間に入る時に魔法が発動する…。
その時に移動魔法を…。要するに毒で死にかけるが助かると…。






「…。」






「どうだ?人間…。無理だろう。我を置いていけそれが最善、お前に何が出来る?」





「いいわ。」






槍が雨のようにふる…。
紫の瞳の魔物の牙が刺さる。





「!」
痛みに耐える。





「唱えよ。ツァイト…。」





「ツァイト…。」






魔法が発動し一人と魔物が消えた。





「くそっ!逃げたぞ!」





本が落ちる。






気配が消えた…。






グリーはステラを探すことにした。






******






別の森…。オッキオの川では…。





「おーい、いるか?」






がさり。






「ムカつく小僧だな。」





ニヤリッ。
「さぁな。」





赤い毛並みに触れた。
傷が消えた…。





「小僧…。ただの人間ではないな?」





「あぁ…。エルフの血が少し入ってるらしい。魔法は使えない。魔法具にあんたの爪か牙が欲しい…。」





「我は長くない…。特別に小僧。我と契約させてやる。お前に我の爪が扱えるとは思えない。」






「尊大な魔物だな…。」





「生意気な小僧だ…。」
笑っていた。





「剣を出せ…。」






カチリと剣を提げた。





「小僧…。名は?」






「アレク、アレク·ロッソ。」





「アレク·ロッソ…。我が名はフラム。我は共にある。」





黄金の炎が剣に吸い込まれる。柄には赤と金色の狼の彫刻…。





「いいのか?今更だけど…。」





「生意気な小僧だ…。相性が悪ければ我を使いこなせない。」






「上等だ!」