「――で、これからどうするの?」 場所は変わって中庭。 二人は他の捜査場所を求めて中庭に来たが、既に捜査員で一杯だった。 「何で中庭にもいるのよっ!」 羽兎が不満の声をあげる。 それに対して紘哉は静かに答えた。 「無理もない。ここはもう一つの事件現場だからな」 「何の事件があったのさ?」 「怪盗仮面出没事件」 「……あ」