「……!!」

その場にいた全員の目が見開かれる。
ここで初めて早裕が声をあげた。

「どう言うことよッ!?私はずっとあなた達と……」

「一緒にいませんでしたが」

「……ッ」

早裕は悔しそうに黙った。
早裕の代わりに優が尋ねる。

「その根拠は?」

「停電の時です。
俺達はブレーカーを上げに地下室へ行った。そこで隼美ちゃんと会いました」