短編集~The Lovers WITHOUT Love Words~


やべっ!!!
コーヒーに砂糖3杯も入れちまったし!
べ、別に動揺なんかしてねえよ。
恋の相談てぇのは頭使うだろ、ちょっと脳みそに栄養補給しとかないとな。

「で、相談というのはなんだね?言ってみたまえ」

「その人、ちょっと残念な感じなんだよね」

落ち着け、俺。なんか今語尾がおかしかったぞ。
まぁ、落ち着いてるけどな。
あ、こういう時のマルボロだぜ。

ふう。やっぱマルボロはいいな。
どうだい、オトナな俺。

「で、『残念』とは?」

「なんか・・・がんばりすぎちゃってる、というか」