お嬢と執事の365日戦争



さかのぼること数時間前。


「百合姫ごきげんよう」

「うん!ごきげんよう」

友人の百合さんと別れると私はそのままお屋敷へと帰った。

今日から新しく私の執事が来るという話だったので
内心楽しみにしていた。

礼儀正しくて優秀で、年齢も私とあまり変わらなくて、才色兼備の執事だと母から聞いていたため少し嬉しかった。

堅苦しいのは嫌いだったから。

年齢が近いということが何よりの救いだった。


「ただいま帰りました」

「「「お帰りなさいませお嬢様」」」

何十人ものメイドや執事たちが両親の代わりに出迎えてくれた。