そんな女性達にも微笑みを絶やさない専務。 昨日と同じ人物とは思えない。 すると専務が何やらチーフに耳打ちをしていた。 もちろん声は聞こえなかったが、チーフは目を見開き専務を見つめる。 そしてまた直感から… とてつもなく嫌な予感がした。 なんだかここにいてはいけない気がしてそっと風間の背後から離れ脱出をはかる。 ちょうど扉の隙間に体半分を入れたところで 「……小日向。」 聞きなれたチーフの声。