歴史を変えてはいけない…。 「近藤さん、行こう。 おそらく池田屋か四国屋だ。」 支度を整えた隊士達が整列し、 その中から土方が言った。 「だが、まだ本命がどちらかわからんぞ」 「…隊を二手に分ける。四国屋は俺が行く。 池田屋は近藤さん、頼む」 目の前の 土方と近藤さんの会話が遠くで聞こえる 気がした。 歴史を変えてはいけない。 そんなのわかってる だけど もう決めた。 新撰組に私の誠を誓おう。 私の全てで新撰組を守る。