そう言って、ペンを差し出す。 私は沈黙を守ってそのペンを見つめた。 こいつって私のこと考えてくれてるのか。 まぁ悪いことしたし、一度だけのってやってもいいか。 無駄だってことをわかってくれるかもしれないし。 「………」 無言でそのペンをむしり取る。 にやりっと安葉はしてやったりという顔をする。 「んじゃ、1ページから見ろ」 命令口調で教科書を指さす。 したがってやり、意味不明な図形とご対面した時 開かれることのない、と思ってた自習室のドアが開かれた。