俺と本気と恋心


そんな萌乃と肩を並べて歩く
もちろん、俺が道路側を歩く


「嬉しいなぁ…お出掛け」


スキップでもしそうなほど嬉しそうな萌乃
それを見てると俺まで嬉しくなる


「そんなに嬉しい?」

「うん!嬉しい!」


一点の曇りもない眩しい笑顔
ぎゅってしたい…

でも、まだそんな関係じゃないから
…無理

あー…でも、ぎゅってしたいっ!
抱き締めることは出来ないけど…

これくらいなら…いいかな?


「…さ、朔ちゃん?!」


俺はそっと萌乃の手を握った

いきなりのことに萌乃が驚いている


「…いや?」

「い、嫌じゃない!」


俺の問い掛けに大袈裟なほど首を横に振り、握った手を握り返してきた

ヤバイ、顔ニヤけそう…

駄目だ、引き締めろ
頑張れ俺の頬筋!