当日の予定は、後で直接萌乃に会ってから決めることにして、携帯を切ったら…


「……なんだよ」


遥が俺の袖を掴んでいた


「ずるい…俺も、七菜ちゃんとデートしたい」

「…………で?」


言いたいことは何となく察しは付いている


「お願いっ!朔良様」

「……めんどく「朔良様、見捨てないでー!」


俺が面倒くさがると、今度は腕にしがみついて来た


「…萌乃に相談はしとく。でも、後で自分で交渉しろよ」

「おぅ!ありがとう、朔良様ー!」


そして、俺はこの馬鹿の為にもう一度萌乃に電話することになった