「…匂いフェチ…イヤ?」


少し不安そうに見上げる萌乃

匂いフェチが嫌?
まさか、そんなことない


「嫌じゃないよ。むしろ、匂いまで好かれるなんて嬉しいくらいだろ?」

「!!」


俺が笑って言うと、萌乃も嬉しそうに笑った


「朔ちゃん、好きっ!!」

「うん、俺も好き」


ぎゅっと抱きつかれて
ぎゅっと抱き締め返す

そこで、俺は思い出した


「ね、萌乃?」

「ん?何?」


忘れてたけど…




「消毒…しよ?」