「なに?叔父様」 妹は無愛想に聞いた。 享一郎は生意気な孫娘に笑顔を向けた。多少ひきつってはいたが。 「まぁそういうな。どうだ最近は?」 「最近?結構楽しいよ!」 姉はきゃいきゃい騒ぎながら、叔父に言った。 それをうっとおしそうに横眼で睨み、妹は恭一郎に避難の目をした。 「いつも通り勉強づくめの毎日よ」 「いかんぞぉ勉強ばかりしていては。人生はユーモアだ!楽しく生きんと意味がない」 享一郎は角ばった手を机の上に置いた。