-- 病院。----- 先生に話をきいてもらい、色々な検査を受けて、廊下の椅子で翔に寄りかかりながら待っていた。 『華恋…大丈夫か……?』 『うん。今は、ちょっとダルいだけ…。』 『堺さん、ちょっと…』 翔が先生に呼ばれ、あたしは仕方なく壁に寄りかかった。 目をつむると、そのまま引き込まれるように夢の中へと入っていった。 『菊原さん?』 先生の声がして目を覚ますと、もう翔の家へと戻ってきていた。