『なんでって…なんでアルにそんなこと話さなきゃいけないわけ…?!いいでしょ…なんでだって。』 『高校ん時、何かあった?』 それは、図星だった。 アルはあたしに優しくきいたけど、あたしの心に刺さったままの棘(トゲ)はきっと他人のアルに話したところで癒えないと思う。 翔に話しても、全てが消え去ったわけじゃないんだから。 それでも、もしかしたら、この棘が抜けるんじゃないかと期待しちゃう自分もいる……。