―グツグツ…。 ―ゴトゴト…。 こ、これは一体……―! 「なんで、おかゆがオコゲに?」 ええ~!! おかしくない? 「何やってんだよ」 青ざめるあたしの後ろで、瞬二の声がした。 「瞬二!?起きて大丈夫なの?」 額、すごい汗なんだけど。 「スゲー焦げ臭いからさ」 「あ、そうよね。ごめん」 「ったく。人んちの鍋焦がすなよな」 「ホント、ごめん…」 はぁ。 何も出来ない自分に、こんなに腹立つなんて。