「雫、おはよ!」 「あっ、タケルおはよ~」 廊下を歩いていると、タケルが声をかけてきた。 「昨日、ありがとね」 「いいよ。元気そうで安心した」 あれから、あたしはタケルに電話したんだよね。 これといった話しはしてないけど、お陰で気持ちが楽になって。 やっぱり、タケルも大事な友達…。 なんて、浸っていた時、 「ありがとって、何?」 瞬二が、後ろから声をかけて来た。