カーテンは開けっ放しだから、うっすら街灯の光が差し込んでる。 もしかして、帰って来てから、そのまま寝たのかな? あたしは、お母さんから預かったおかずの入ったバッグを置くと、ベッドの側へ座った。 「寝顔は、可愛いんだから」 小さい頃は、あどけない寝顔だったのに、今は色気すら感じるかも…。 「まつげ、結構長いんだね」 しばらくの間、瞬二の寝顔を見つめていた。 それだけなのに、何だか幸せ…。