――…そうだった。 あの日は、猛ダッシュで帰って、家に着いてからも、ニヤニヤが止まらなかったんだよね。 対象外どころか、瞬二はあたしの初恋相手。 産まれた時から、お互いお向かいに住んでいて、気が付いてたら好きになってた。 でも、告白なんて出来なくて、ましてや友達に言う事も…。 だって、だって…。