あの日屋上にいなかったら、爽と出会えていなかった あの日綺麗な夕日でなかったら、こんなに幸せだと感じることも出来なかった まさに、奇跡。奇跡だった 人と人との出会いは、奇跡なのだと思う だから、俺と爽が出会った時と同じように今、もう1回奇跡を… −爽が危篤状態だって…− いやだ、嫌だよ爽 約束、破るなんて俺許さないからな… 息を切らしながら着いた病室の前 何も音もせず、しーんと静まり返っていた。それが何となく怖かった 俺、爽がいなきゃ… 涙が浮かぶ ダメなんだよ… 恐る恐る扉を開ける