だけど−





「からかってなんかっ!!からかいで佐伯の気持ちなんか伝えたくない!!」





「爽と佐伯とずっと一緒にいたから、傍にいたから分かる。あたしと爽、2人でいたとしても、佐伯の目はいつも爽を追っていた。いつもいつも…」





「爽はいいな…。好きだって言われて、キスもして…」



あたしは爽に嫉妬して、好き放題に爽を困らせた。爽の気持ちなんて考えないで…





「爽が付き合おうが…、あたしたちは1番仲のいい友達だから」





勝手に決め付けて、去ってしまった





爽は優しいから、あたしたちの事を思って悩んだんだろうね





爽が苦しんでいたこと、分からなくてごめんね