−ありがとう− 俺はお礼を言われるほど、善者じゃないんだ 俺が健太君に言ったことを、俺自身に言い聞かせていた 俺が1番解らなくちゃいけなかったんだ 健太君の勇気は逆に、俺の背中を押してくれたような気がした ありがとうは、俺の台詞だよ そんなことを考えながら歩いていた ふと、顔を見上げると見覚えのある場所に来ていた 「何でこんなとこに来てんのかな?」 そこは思い出のある学校 俺たちの母校であり、出会いの場である"高校"