−はぁ、はぁ− どこまで走っただろうか… 息が苦しくなって、立ち止まる 「ごほっ、っあっ…はぁはぁ…」 何も考えたくはなかった 写真のことも コンテストのことも 爽のことも もう、何も考えたくはなかった 目をつぶり、息を整える 目をつぶるとそこにあるのは、どこまでも続く闇だけ だけど、その闇が怖くなる この世界に誰もいない、一人ぼっちの悲しい「セカイ」 爽、お前もこのセカイに… −ドォンッ− 「わっ!?」 背中に衝撃が走る