爽を信じる… 康弘の話をじっと聞いていた日村さんは声を出しながら泣き始めた 「爽…」 病室には同じ哀しみを持つ3人がいた 爽が3人の支えになっていたとは知らずにいた こんなにも爽の存在が俺たちを支えていたのかを… 初めて知ったのだ… そして、もう1人 爽の存在に支えられている人が… −ガラガラッ− 開いた扉の先には… 「ここ病室なんだけどな…」 「爽のお兄さん…」 爽の1番近くにいる柊秀が立っていた