病院への道、ずっと考えている 写真のコンクール 俺は正直カメラご招待の世界が恐い 爽のいない世界が恐いのだ 爽がああなると誰が予想していたのだろうか? 社長から貰ったコンクールの紙を乱暴に上着のポケットに突っ込んだ なんだかんだ考えているうちにもう病室の前まで来ていた 「………ぃ、か…」 「?」 病室から声がした 康弘ともう1人… 「日村さん?」 不思議に思いながら引き戸を引いた