僕とあの子ともう1人



『それで、何があったの?』


僕は恐る恐る空に聞く。


「うちの両親殺されたの」


―――両親が殺された・・・?


『え・・・っ―――?』


僕は冗談だと思った。


『なんで殺されたんだ?

なんで空の両親が・・・?』


「うちの家、借金があったみたい。

あたしもよく知らないんだけどね」


空は"ははは"と付け足して言った。


だけど、その顔は泣いている。悲しんでいる。