七尾の想いを知ったあの日から、なぜか彼女は委員長を仲良くなっていた。 一体何を考えているんだ? 好きなやつの彼女をわざわざ仲良くなるなんて、辛いだけな気もする。 「響、」 ふと、呼ばれたほうに顔を向けると隣の席のミキだった。 「ん?」 「響が好きなの、どっち・・・?」 「は?」 唐突にそう聞かれて、俺は間抜けな声を出した。 「委員長と七尾さん」 「・・・ミキ、次の時間さぼろ」 そう言って彼女の腕を引いた。 その様子を見ていた視線に気づかずに。