【完】片想い〜DEAR宏太〜

2度目の告白は…11月だったね。
あたしね、実稚瑠たちに…受験勉強に集中したいんなら告れって…そんで振られてスッキリしなって言われたんだぁ。
振られる前提?って思ったんだ。けど…実稚瑠たちの一言があたしの背中を強く押した。
告白して…しばらく待ってって言ったね。
いくらでも待てたんだよ?
あたしは…。
けど…納得しなかったのはアノ3人。
あたしは文句を言われて、次の日にまた宏太を呼び出した。
ゴメンネ…待つって言ったのに。
ゴメンネ…自分の気持ちで行動できなくて。

ねぇ…もし、もしもあたしが待っていたら答えは違ってた?
未来は…変わった?

もしもそうなら…あたしはあのころに戻りたい。
どんな手を使ってでも…戻りたいよ…。