「もう起きなさい」 部屋の扉が開くやいなや、そんな言葉が無防備に飛んできた。 いや正確に言うと、キッチンからここに入るまでずっと喋り続けてきたのかもしれない。 「もう~早く起きないと大変でしょう!あんた時間がかかるんだからー…」 「だから起きてるって」 私の返事すら聞かずに、勢いよく毛布を剥ぎ取ったのは母だった。 朝から鬱陶しい…。