寝る前に香水をつけるのは、いつもの習慣だ。 香りに包まれていると、誰かと一緒にいるような安心感を得られて眠れる。 そう、例えるなら 幼い頃に母が子に読み聞かせるお伽話の感覚に似ている。 まぁ実際は、読んでもらったことなど一度もないのだけど。 だから私はこの行為をやめられない。 深くかぶった毛布の中、体を小さく丸める。 私が一番落ち着く格好で。