「はあ〜っ」
 
周ちゃんがいきなり
おっきくため息。
 
 
・・・?
 
 
「俺・・・ごめん。
すっげ緊張してて・・・
 
なんか黙っちゃって」
 
 
向こう向いたまま
周ちゃんは続ける。
 
 
「俺さ・・・
こんなん
初めてなんだよ」
 
 
それは魔法みたいに
 
私を幸せにする言葉。
 
 
「こんな風に
誰かを好きになって
有り得ないぐらい緊張しながら
告白とかして・・・
 
初めてで
どおしていいか
 
・・・わかんねんだ」
 
 
 
そんな嬉しい言葉
 
ほんとに
 
私もらっちゃっていいの?
 
 
周ちゃんの
 
"初めて"
 
 
私一生
 
周ちゃんの
"初めて"なんだよ?
 
 
 
嬉しすぎて
 
涙、出ちゃいそおだよ。