君だけを愛している…






――――…



元々この世界に来た意味はある方の花嫁になることだったのだからこれは仕方の無いことだ





魔界にこなければお父さんとお母さんの愛に気づかず一生私の夢が叶わなかった




それを考えればこんなことへっちゃら…だ











「…うっ……」



前向きに考えても涙が出てしまって前が滲んでも私は歩き続けた











そしてまた私はあの庭に来てしまっていた…







噴水の所にきて顔をのぞくと水面に情けない顔をした私が映った






空を見上げるとどんよりした雲が空一面にあり…









「おじいちゃん…

なんでだろう…空が私の味方してくれていないみたい――」



―ポタッ

一度涙が落ちると私は
次々に涙を流した




覚悟していた…


でもあの時、約束した
出来事を思い出したら


思いが止まらなくなった



最後にお父さんとお母さんにあった時約束したんだ……

呪いをかけおわった後、