君だけを愛している…




――――――…

――はっ??






「………?」


「聞こえなかったか…
もう一度言う。」











「私の 花嫁になれ」






「 …イヤです 」


「お前に 拒否権はない」


「……………。」



「お前が魔界の住民なら元の場所に帰せるが人間界となったらそれは無理だ…


ただで帰すほど私は優しくないしな

それに世継ぎを産まなければならないからな…

だからお前には私の子を産んでもらう」



―つまり私はルイスの道具となれという事か…



「ルイス様っっ!」

「…黙っておれ」

「……………。」




「…分かり……ました」


「春奈様!?」



「分かったのなら
部屋に戻るがいい…」


ルイスは私に目も向かず 冷たく言いはなった





私は何も言わず書斎から出た





―――――――――



「ルイス様、少々言い過ぎではありませんか!」


「カイ…

そんなに春奈の肩を持つならシェリーと仲良くお姫様の世話をすればいいではないか

そっちのほうが気が楽だろうな」





「…出過ぎた事を言い
申し訳ありませんでした」


「もうよい、仕事に
取りかかれ」




「…はい」