――――――――― 呪いかけてあげる… お父さんとお母さんは 死ぬまでお互いを愛し、 世界で一番の 幸せ者になって… 皆が羨むような夫婦になってね そして、おばあちゃんと おじいちゃんになっても 愛し、愛され… 二人で手を繋ぎながら 天国に行くんだよ… ―――――――――― 彼女はぎこちないながらも、私に笑顔を向け 暗闇の中に去っていった 今の彼女なら、凍てついた魔界の王の心も あの温かさで溶かして あげられるだろう… その時、彼マルクはそう確信した…