―――――――
私は、またあの村に来ていた
ルイスが人間達に責められ石を投げつけられていた
どんなに大声をだそうと しても出ない
――…届かない。
私は見ているのが辛くて 顔を背けた
そこに、ルイスを睨み付けるように立っている亜人がいた
目の下に刺青が入った男の子だった
「よくも、ミィちゃんを……
許さない、許さないぞ」
ミィちゃんとはあのルイスが助けようとした女の子の事だろうか
私はダメ元で男の子に
近づいた
「ルイスはあの女の子を 助けようとしただけよ!」
今度は声が出せた
「あの化け物、ルイスと いう名前なの?」
「化け物なんかじゃ!」
「俺は復讐するんだ
大事な友達を死なせた
あの男に…」
「やめて!お願いだからルイスに酷い事をしないで!!」
これ以上ルイスに傷を負ってほしくないの…!
「もう遅い…
俺は神に誓う。復讐すると―――」
―――――――
…ッ!?
「また……夢?」


