君だけを愛している…




「春奈にはかなわないな…

誰にも話した事がない自分の気持ちまで話してしまう」



「私は嬉しいよ…

強いルイスも弱いルイスも大好きだから」



「俺もだ…」


力なく笑うルイスにドキリとしながら私も微笑み返した


最近よく笑うルイスを見ていてとても嬉しい


最初はしかめっ面や無表情が多かったから…


愛されていると身に実感されていた









「そうだ…明日、墓参りに行かない?

ルイスのご両親に挨拶しなくっちゃ」



「…俺は行かない

母さまや父さまは俺が
嫌いなんだ」


「大丈夫、私がついてるから」




「……わかった」



ルイスは甘えるように私の肩に頭をのせた


そんな姿に胸がキュンと しながら頭を撫で続けた





…多分、ルイスは幼い頃お母さんに頭を撫でてもらった事がなかったのだろうか

ルイスは安心したように 眠りについたがその頬には涙がつたっていた







私はその涙を拭い寝顔を見ていたらいつの間にか眠りについてしまっていた…