君だけを愛している…




ルイスは泣いているように声を震わせていた




「本当は…一人が嫌だった。 怖かった。

だから、以前は好きでもない女と夜を過ごす事
も多かった…

それでも、俺は寂しかった――


どうして俺は母さまや
父さまに嫌われたんだ…


憎かった…


だから殺した。

でもいなくなってから
後悔したんだ


辛くて、自分も死のうとしたのに


――…死ねなかった。

そんな自分が嫌いだ…」


ぽつりぽつりと話すルイスは今まで隠してきた感情を出すように…

そして孤独に対する恐怖を抱いているようだった



「私はずっとルイスの
傍にいるよ…」


私も一人だった…

寂しいのに意地をはって我慢していた



「―……。」



だけど…平気な訳がないんだ



「私を愛すように自分の事も愛してあげて……」


誰かと寄り添っていたいんだ…




「自分の存在を拒否しないで…

私が貴方を愛している事を拒絶されているようで 辛いの」


「それは!」


「私はルイスに愛されている自分が好きよ

ルイスは違う?」



私が傷付いてきたルイスの心を癒す事ができるならずっと…永遠に傍で笑っていきたい

貴方に沢山の愛を贈りたい


ルイスが好きだから




「…違う訳ではない」



「なら、自分を好きになれる?」




「…努力する」


まだ不安に揺れる瞳をしながら私を見つめるルイスの頭を撫でてあげた