君が好きにならなくても




よし、顔見てみるか。



私は後ろを振り向き扉の方に視線を向けた。




そこには―――。



秀才なイメージの男が立っていて、私と視線が合った。



私は軽く微笑みながら、視線を逸らし前を向いた。



「あっ!」



そう大きい声を発した秀才は、ズカズカと3‐Cの教室へと入っていき私のところへとやって来た。