「ま、いい。知砂お前は何しに来たんだ?」 「お母さん、これ昌太にもっていきなさいって…」 そう言って知砂は大きなカバンの中から、タッパーを取り出した。 タッパーの中身は肉じゃが入っていて、 俺は知砂からそれを受け取る。 「サンキュー」 「……うん」