申し訳なさそうに瞬夜先生は謝り、了とのんきに会話を対応する。
「んな、悠長に会話してんじゃねーよ」
「な、尚弥…119番って何番だ!?」
戸惑う俺に
「陽、119番は救急車だ」
と、冷静に対応する昌太。
(星名しっかりしろよ)
「と、とりあえずこういう場合はどうすればいいんだ!?」
「鳩尾に肘鉄をくらわすとか」
瞬夜先生が鬼畜なことを言い、俺たちは即座に
「「「「「それは却下!!」」」」」
(鳩尾に肘鉄を喰らわせたら星名が死ぬだろ!)
しかも水野先生の力だったら尚更だ。
「普通なら人工呼吸とかでしょうかねー」
人・工・呼・吸!?
人工呼吸ってどうするんだったけ!?
焦る俺に了はニヤりと笑う。
「人工呼吸は陽君、君がやったほうが的確でしょう」
了が俺に言いだしてきた。
(は?俺!?)
何か企んでいるのかと思ったが今はそんなことを言っている場合じゃない。
早く星名を助けなければ!!
(人工呼吸ってき、キスになるんだっけかな?)
いやいや、これは人助けだ!!
俺は首を横にふり、改めた。
白磁の肌にピンクの唇…目は眼鏡かけてるから良く見えないけど鼻は高く小顔で、
こんなにも小さくてウサギみたいだ。いや、子猫かな。
俺は少しずつ顔を近づけていく。これはあくまで人助けで人工呼吸なんだと頭に言い聞かせた。
後、数cmと言うところで知砂に
「それだけはだーーーーーーめーーーーーーーヘタれの陽なんかに任せたらそれこそ爽歌が危なくなるわよ!!馬鹿にそんな重大なことを任せたら軽く人の命が失っちゃうわ」
止められ、おまけに何気に馬鹿にされ酷いことを言われた。
「じゃあ、どうしろってんだよ!?」
「ダメったらダメ!とにかく陽は絶対にダメなの!!」
必死に俺を否定する。
(本当にどうしろってんだよ…)
しかし、何で嫌がるんだ。それが分からん。


