【完】想うのはこれから先も君ひとり

「そうなんだ。ありがと」


愛花ちゃんが笑ってくれたからあたしも笑って返す


「やっぱり、杏莉は笑った方が可愛いよ。ねっ?優斗。」


「話を俺に振るな!!」


いきなり話を振られてびっくりしている優斗君


「別に良いじゃん。じゃあ、後はママと優斗に任せる。杏莉、またね?」


話すだけ話して愛花ちゃんは帰って行った


「…ったく。調子良いんだから」


優斗君は呆れながらも楽しそうだった


「まだ寝れるか?」


「寝たいけど…目が覚めちゃって寝れそうにないかな」


起きたばっかりで眠れない


「何かしたいことあるか?」


「今は別にないかな。でも、喉渇いたかも」


「じゃあ、自販機行って買ってくる。何が飲みたい?」


「お茶で良い。お金は?」


「俺が出しておく」


それだけ言うと飲み物を買いに行ってしまった