……翌日


今日は晴天


だけど、あたしはモヤモヤしたまま


1人寂しく学校へ向かう


「杏莉!!おはよ」


声がした方を振り向く


そこには……


愛花ちゃんと優斗君と優雅君が居た


「おはよ」


「元気ないね。どうした?」


あたしの声の低さを心配してくれる愛花


「何でもないよ…ただ、迎えてくれたことにびっくりしただけ。」


今まで、友達に挨拶されたことって数えるくらいしかないから…


「杏莉、荷物貸しな」


優斗君が声を掛けてくれる


「えっ…?」


「持ってやるよ」


「良いの?」


「あぁ、遠慮すんな」


「ありがとう」


あたしは笑顔でお礼をいう


「可愛い~!!杏莉、笑った方が可愛いよ!!」


愛花ちゃんのテンションが一気に上昇した