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身体のダルさを感じ目が覚める


「杏、目が覚めたか?」


優斗の声がして振り向く


「まだダルい」


ここは素直になることにした


「夕依は?」


「勉強してるよ。集中したいらしいから」


優斗はあたしの隣に潜って来た


優斗に抱きしめられると落ち着く


「風邪じゃないな…」


「うん。疲れが出たのかもね。」


疲れが溜まると熱を出しやすいから。


「優斗…。ごめんね」


「謝らなくて良い。でも、もう少し頼ってくれ。杏莉が頼ってくれるなら文句は言わない」


いつも優しいけど、今日はいつも以上に優しい


「本気で好きになったヤツには優しくしたいんだよ」


「そんなこと言わないでよ。嬉しくて泣きたくなるじゃん。バカ…」


優斗にギュッと抱きついた