【完】想うのはこれから先も君ひとり

「いやっ…!!」


杏莉は俺から顔を背けた


「杏、言いたいことあったら言って良いんだぞ?」


「泉実ちゃんとキスしてるとこなんて見たくなかった!!あたしだけが優斗のこと好きみたいで嫌だよ…。あたしは優斗の1番じゃないの?」


「言いたいことはそれだけか?」


「まだまだいっぱいあるけど、言葉にならない」


それだけ言うと布団に潜り込んだ


まぁ、杏莉に不安な想いをさせたのは俺だしな…


「杏、俺にどうして欲しい?」


「………しい。」


……えっ?


「ギューッて抱きしめて欲しい。」


可愛いお願いだな…


「杏、こっち向いて?」


ゆったりと俺の方を向いた杏莉をゆっくりと抱きしめる


スリスリと顔をくっつけて甘えてくる姿が愛おしくて仕方ない


子犬みたいだ…。