【完】想うのはこれから先も君ひとり

「愛花と優雅。お前らもついて行け。」


「良いんですか?」


「ただし、2人は学校に戻ってしっかり授業を受けること。」


鮎川は杏莉のことを考えて言っているのだろう


それだけ告げると鮎川は出て行った


「優斗、おんぶして?」


「歩きたくないんだろ?」


杏莉は小さく頷いた


「荷物は俺らで持つから杏莉ちゃんを背負ってあげな。」


優雅は俺の荷物、愛花は杏莉の荷物を持ってくれた


「杏莉、おいで…?」


ニコッと微笑んで俺に背負われた


「泉実ちゃんの匂いがする」


ボソッと呟いた杏莉


ブレザーを脱ぎ優雅に杏莉の背中に掛けてもらう


「これなら少しは違うだろ?」


杏莉を背負ったまま歩き出す


「優斗、気を付けて帰れよ。お前らちゃんと戻って来いよ」


鮎川に挨拶して帰宅した