【完】想うのはこれから先も君ひとり

「杏莉、お願いだから離せ…」


今、離してくれないと俺は完璧に杏莉を傷付けるはずだ


「あたしが離したら優斗は逃げるでしょ?だから離さないよ?」


「いい加減、離せって言ってんだよ!!鬱陶しいんだよ。」


本当は傷付けたくないのに感情のコントロールが出来ない俺は杏莉を突き飛ばした


「きゃっ…」


突き飛ばした反動で杏莉はバランスを崩して床に倒れ込む


「杏莉ちゃん!!大丈夫?」


姉貴は杏莉の心配をする


「未優さん、心配しなくて大丈夫です。これくらい覚悟出来てますから」


打ち所が悪かったのかうずくまったままだが俺にすがりついたまま離れようとはしない


「優斗、暴れて良いよ?殴りたければあたしを殴って発散すれば良い」


その言葉を聞く前から俺は無意識に杏莉を叩いたり蹴ったりしていた