「お前は充分俺の役に立ってる」


再び寝ている杏莉に囁いた


そして、どうにもない感情に駆られ杏莉にキスを求めた


そんな俺の要求に一生懸命応えてくれた杏莉は優しい


杏莉には頼らずに親父達のこと解決しようとしたけど…


俺って意気地なしだな。


杏莉がいないとダメだわ


昔の俺なら女なんてどうでも良かった


だけど、杏莉の優しさと温もりを知ってしまうと離れたくない


何事も一生懸命で純粋で。


今までには出会ったことのないタイプの子だった


今も、うずくまって寝ている杏莉が可愛くて愛おしいと思う


杏莉の行動の一つ一つが俺にはとても新鮮で勉強になることばかりだ


これが最初で最後の本気の恋になるだろう


杏莉以外の女なんて考えられない


俺は杏莉に軽くキスをして眠りに就いた