【完】想うのはこれから先も君ひとり

----翌日


目が覚めたと同時に俺に抱きつく杏莉


「おはよ。どうした？」


「ん？ギューってして欲しくなっただけ…」


寝起きのため視線が定まってない


しかし、可愛すぎる


「優斗…キスして？不安になっちゃった」


杏莉の顔は本当に不安らしく落ち込んでいた


そんな杏莉に俺は優しく口付けをする


「フフッ。ありがと。優斗がキスしてくれると頑張れる気がする」


なんて可愛いこと言うんだ？コイツは…


「可愛すぎるんだよ。誰にも触れさせたくない」


「あたしが好きなのは優斗だけだよ？優斗しか興味ないから」


俺って幸せ者？


今までの女にこんなこと言われても全く嬉しくなかったし鬱陶しくて仕方なかった


でも、杏莉に言われたらめっちゃ嬉しい


人を本気で好きになることでこんなにも気の持ちようが違うんだな