【完】想うのはこれから先も君ひとり

「このことを杏莉に話さなきゃいけないですね」


「あぁ、学校もあるから此処を出るにはもう少し時間がかかるかも知れないな」


「瑠夏さんを呼んで来ますね」


俺はそう呟き瑠夏さんを呼びに行くために部屋を出た


そしてすぐに瑠夏さんを見つけた


“話がある”とだけ伝えて部屋に戻り大志さんと２人で考えてることを話した


「優斗、あのね…。彩葉のことなんだけど。あの子は杏莉じゃないと癒せないみたいなの」


“学校帰りにでも連れて来てくれるなら”という条件付きで許可してくれた


「瑠夏さん、本当にありがとうございました。ちゃんと話が出来ましたので。」


“それは良かった”と告げると忙しいらしく出て行った


「大志さん、杏莉のとこ行きましょうか。大志さんのびっくりするようなことしてると思います」


何をしてるかは言わずに杏莉の部屋に向かった