「ダメと言われるのは分かってます。でも、俺がそうしたいんです。杏莉の支えになりたい」


それからしばらく沈黙が続いた


「分かった。許可しよう。杏莉は君と居ることを望んでるしな。何より楽しそうだ」


「本当に良いんですか?」


「あぁ、俺より杏莉のこと知ってるし。一応、俺が引き取るつもりで居たけど、君と離れたくないって言われて…」


“どうしょうか悩んでたんだ”と間をおいて呟いた


「大志さん、俺、一人暮らししてますし良かったら遊びに来て下さい」


「良いのかい?」


「はい。杏莉との時間も大切にしたいでしょうし俺に出来ることあれば協力します」


せっかくの親子の時間だから大切にして欲しい


久しぶりに再会したんだ。


知らないことはたくさんある


今は自分のことより杏莉のことが最優先だから。